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大学がオワコン化?大学がオワコン化した理由

どんぐり
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かつては「大学進学=成功への近道」とされていましたが、現代ではその考え方が揺らぎつつあります。「大学はオワコン化した」との声が増えているのが現状です。本記事では、大学がオワコン化している理由、オワコン化していない大学の特徴、そして現在の大学が「就職予備校」として機能している現実について深掘りしていきます。

本記事でわかること
  • 大学がオワコン化?その現状とは
  • 大学がオワコン化した理由
  • オワコン化していない大学の特徴
  • もはや大学は就職予備校でしかない

大学がオワコン化?その現状とは

大学進学の価値が疑問視される時代に

日本では進学率が向上し、2023年時点で大学進学率は約55%に達しています。しかし、この高進学率がもたらした結果、大学教育の質や価値に疑問を持つ人が増えています。以下のような声が多く聞かれます:

  • 「大学を卒業しても高収入に繋がらない」
  • 「専門的なスキルが身につかない」
  • 「多額の学費を払うほどのリターンが得られない」

これらの意見は、「大学進学=成功」という従来の価値観に挑戦するものです。

データで見る「大学のオワコン化」

以下は、大学進学の現状を数値で示したものです。

項目現状
大学進学率55%以上
非正規雇用率(新卒者)約35%(2022年時点)
平均初任給21万円前後(年収換算で約250万円)
奨学金返済負担者の割合50%以上

これらのデータから分かるように、大学卒業が必ずしも経済的安定や社会的成功を保証しない時代になっていることがわかります。


大学がオワコン化した理由

1. 学歴のインフレ化

大学進学率が上昇したことで、かつては「エリート」の証とされた学歴が相対的に価値を失っています。現在では、大学卒業が当たり前となり、「大卒」という肩書きだけでは競争優位性を確保するのが難しくなっています。

原因となるポイント:

  • 短大や専門学校と比べて得られるスキルが抽象的。
  • 企業が学歴よりも実務スキルを重視する傾向にシフト。

2. 企業側の採用基準の変化

現代の企業は即戦力を求める傾向が強まっています。これに対し、多くの大学が提供する教育内容は、実務スキルとは乖離しているケースが多いです。

採用基準の比較過去現在
重視項目学歴、大学名スキル、経験、ポテンシャル
採用プロセス書類選考重視インターンや実技試験重視
求められるスキル座学で得られる理論プログラミング、外国語、プレゼン能力

大学で学ぶ抽象的な知識は、直接的に職業能力として活用しにくいことが問題です。


3. 奨学金問題と経済負担

日本の奨学金は実質的に「教育ローン」であり、大学卒業後に多額の返済義務が発生します。特に、初任給が低い業界に就職した場合、返済の負担が生活を圧迫するケースが多いです。

奨学金の種類内容
貸与型奨学金卒業後に返済義務あり、利子が発生する場合も
給付型奨学金経済的ハードルが高く、対象者が限られる
負担額の目安平均300~500万円

奨学金返済のプレッシャーが、「大学卒業=成功」という考え方を疑問視させる一因となっています。


オワコン化していない大学の特徴

1. 実務に直結したカリキュラム

ITや工学系の大学では、プログラミングやデータ分析など、即戦力となるスキルを習得できるカリキュラムを提供しています。これにより、卒業生が高収入を得やすくなっています。

事例:

  • 東京工業大学:企業と連携した実務研修プログラムを提供。
  • 九州大学:AIやデータサイエンスの教育に特化したコースを開設。

2. グローバル志向

国際的な環境での経験を提供する大学も、価値を維持しています。留学制度や外国語教育が充実している大学は、企業からも高い評価を受けています。

大学名特徴
国際基督教大学(ICU)留学プログラムが充実し、英語が公用語として使用される。
早稲田大学グローバルリーダー育成を目的としたカリキュラムを提供。

3. キャリア支援の充実

学生のキャリア支援に力を入れる大学は、就職率や満足度が高いです。具体的には、インターンシップの斡旋や履歴書作成サポートなどがあります。


もはや大学は就職予備校でしかない

1. 学問の場から就職準備の場へ

多くの大学では「学問を深める」というよりも、「就職活動の準備」を重視する傾向が強まっています。企業の求めるスキルに合わせたカリキュラムが編成され、実務経験のない教員が授業を担当するケースも増えています。


2. インターンや資格取得が必須化

就職市場での競争が激化する中、大学生に求められるのは学歴以上のスキルです。そのため、資格取得や長期インターンが事実上の「必須条件」となりつつあります。

要素過去現在
インターン任意(参加者は少数派)必須(選考の一部として扱われる)
資格重要視されないTOEICやプログラミング資格が必須化

3. 学費に見合わないリターン

高額な学費に対し、得られるリターンが低いことが問題です。一部の専門分野を除き、大学で学んだ内容が社会で活かされることは限定的です。


まとめ

大学が「オワコン化」しているとされる背景には、学歴の価値の相対的な低下や企業の採用基準の変化、奨学金の負担といった複数の要因が絡み合っています。しかし、全ての大学がオワコンというわけではありません。スキル重視の教育やグローバル志向、キャリア支援を充実させている大学は依然として高い評価を受けています。
現代においては、「大学進学」がゴールではなく、そこから何を学び、どのようにキャリアに繋げるかが重要となっています。

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